来年のお正月に遊ぶことを目的として、映画を題材にした「映画かるた」を製作しています。
字・絵ともk.onoderaが担当し、1枚ずつ不定期に手作りしています。
今回は、その中から、「あ」行の5枚をご紹介いたします。
D.J.カルーソという映画監督は、『ディスタービア』や『イーグル・アイ 』など、ハリウッドの第一線で活躍していた映画監督ですが、その中できわめて演出能力が低い監督だと思います。
たとえば『テイキング・ライブス』という作品では、ヒッチコック的なサスペンスやショックシーンが多用されますが、その思わせぶりなわりに意味不明なカメラの動き(誰の視点かも分からない)、不自然な展開など、雰囲気がそれっぽいだけという、ハリウッドの商業映画において、映像的な文法がここまで無茶苦茶で無責任な例は今まで見たことがありません。
こんな低劣な、演出がほとんど間違った映画を撮りながら、彼がロサンゼルスの高級住宅地に邸をかまえ、悠々自適に住んでいることが許せないという怒りのパワーが、このかるたを作る動機になりました。
絵札の背景に、”Taking Lives”の頭文字が見切れています。
『ファンタスティポ』という日本映画を、公開から10年近く経ってから、いたずらに借りてみました。しかもVHS版ですね。
KinKi Kidsの堂本剛とTOKIOの国分太一がダブル主演で贈るファンタスティック・コメディ・ムービー。
出演: 堂本剛, 国分太一, 大河内奈々子, 宝田明
監督: 薮内省吾
黒澤明監督が思いついたように突然言いそうなセリフ。
『影武者』では100頭以上の馬による、映画史上に残るスペクタル・シーンが見られます。
この馬を用意したスタッフたちの苦労はいかばかりだったでしょうか。
ノーコメントです。
「プリキュア」シリーズは、女児向けのアニメーション作品ですが、大人の、とくに男性の視聴者も多いそうですね。制作会社も、その層への訴求もちゃんと考えた上で作品を作っていると、漏れ聞こえてきます。
おそらく個人としては、少女達の何倍も売り上げに貢献している人も多いのではと思われるので、大人であっても何ら恥じることなく、映画館の列に並んで、堂々としていれば良いわけです。
ですが、何なんでしょう、この後ろめたさは…。