デヴィッド・リンチは石版に夢中

デヴィッド・リンチ近影ということで、今回はベルギー南部フランス語圏公共放送機関(RTBF)にて放送された、デヴィッド・リンチ新作リトグラフ(石版画)展のもようを紹介。

デヴィッド・リンチは最近このように発言している。

「私は65歳だ。人は、50代を過ぎると、自分の性的能力が健在であることを誇示するため、巨大なタワーを作りたがるという。私は、始まりと終わりを持ったもの、映画、作曲、あらゆる種類のオブジェクトを作ってきた。今、私はそれを一緒にしたものを作りたいと思っている。もともと、私は絵を描くことから始めた。…ここ3年の間、私はモンパルナスの石版画のスタジオで仕事をしている。ピカソやミロが描いた同じ場所、同じ石に刻んでいる。…」

こちらはパリの伝統的なワークショップ”Idem Paris”でのリトグラフ製作(プリント工程)を撮影したもので、デヴィッド·リンチのあたらしい映像作品でもある。リンチらしい機械的なものへのフェティッシュというか、感動がダイレクトに伝わる。


2 thoughts on “デヴィッド・リンチは石版に夢中

  1. 2013年4月6日 at 8:40 PM

    リンチの言い方はもろフロイト的ですね。ユングのボリンゲンの塔も石で作られたものなのですが、彼は精神的なものとして説明してました。
    「学問的研究をつづけているうちに、私はしだいに自分の空想とか無意識の内容を、確実な基礎の上に立てることが出来るようになった。しかし、言葉や論文では本当に十分ではないと思われ、なにかもっと他のものを必要とした。私は自分の内奥の想いとか私の得た知識を、石に何らかの表現をしなければならない、いいかえれば、石に信仰告白をしなければならなくなっていた。」

    1. 2013年4月9日 at 8:33 AM

      返事が遅れました。
      フロイトというとそれで有名ですものね(笑)。
      またユングの石に対する感情が、リンチのそれにも対応するようにも見えて面白いですね!
      石は無機的ながら不変のもの、永遠の象徴のような存在ですね。
      あ、そういえば評判が悪いようなので『危険なメソッド』まだ見ていないんです…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。